『憂鬱なる党派』高橋和巳


こんばんは。

とりあえず『憂鬱なる党派』高橋和巳読んでます。

最初はすっごい暗いなって感じですけど、徐々に暗順応するというか。
ま、話も次第に加速していく感じです。面白いです。

今年30歳になりますが、このタイミングでこの本に出合えて、たぶん、良かったです。
いま現在、未来を思い描くことができなくてくっそへこんでますが、そういうとこも見つめる勇気をもらえそうです。

何年か前に『悲の器』読んで、すごいなーと思ってましたけど、これもすごい。骨太?

さっきちらっと読んだ巻末解説にドストエフスキーと並べて高橋和巳、っていうエピソードが紹介されてましたが、禿同です!会話も長い。

第八章中なんですが、会話がすごい『歎異抄』。
千人殺せだの、無知な輩に丁寧に教えてやれだの、だまされても後悔なんかしないだの・・・これってもう歎異抄ですよね?

学生運動してる人って親鸞道元読んでたんだなあ…。