『憂鬱なる党派』高橋和巳
- 作者: 高橋和巳
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2016/07/06
- メディア: 文庫
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こんばんは。
とりあえず『憂鬱なる党派』高橋和巳読んでます。
最初はすっごい暗いなって感じですけど、徐々に暗順応するというか。
ま、話も次第に加速していく感じです。面白いです。
今年30歳になりますが、このタイミングでこの本に出合えて、たぶん、良かったです。
いま現在、未来を思い描くことができなくてくっそへこんでますが、そういうとこも見つめる勇気をもらえそうです。
何年か前に『悲の器』読んで、すごいなーと思ってましたけど、これもすごい。骨太?
さっきちらっと読んだ巻末解説にドストエフスキーと並べて高橋和巳、っていうエピソードが紹介されてましたが、禿同です!会話も長い。
第八章中なんですが、会話がすごい『歎異抄』。
千人殺せだの、無知な輩に丁寧に教えてやれだの、だまされても後悔なんかしないだの・・・これってもう歎異抄ですよね?